でろぐ

でぐちのブログ略して「でろぐ」

ケビン・オーエンズがスタナーを使いはじめたことなど最近のWWEについて。

今回のでろぐは、久々に最近のWWEについて感じることを書きます。

ケビン・オーエンズがスタナーを使ってる!

まず最初は、タイトルにもあるようにケビン・オーエンズがスタナーをフィニッシュに使いはじめたことについて。
ケビン・オーエンズといえば、シナとの対立から始まってサミ・ゼインとの対立やチーム編成など、NXTからWWEへの流れの中で比較的器用に立ち回ってきた感じを持っていたレスラーで、僕の中でもきちんと試合を高いレベルで実現できる技術力もあるレスラーという評価でした。
喋りもうまいし、メインでも十分に活躍できる器はあると思っています。華はないですが。
で、そのオーエンズがこの度復帰しまして、復帰戦でのタイトル挑戦というプッシュもさることながら、フィニッシュの技がポップアップパワーボムからスタナーに変更になってました。
復帰やプッシュはともかく、個人的にはスタナーに変わったことがかなりの衝撃でした。
というのも、僕の中でWWEでのスタナーといえば、ストーンコールドの専売特許だと思っていて、今後スタナーをスタナーとしてメインで使われることはないだろうと思っていたためです。
補足すると、スタナーっぽい動きの技(ダイヤモンドカッターとか)はありますが、入り方や角度が違ったり、演出が違ったりしているので似ているけどスタナーではないよねと言うような感じで、「スタナー」ということで使用することはないだろうと思っていました。
WWE見てない人向けに説明すると、例えばオカダカズチカ以外の人がフィッシュでレインメーカーとして使用するようなものです。
オカダ以外の人がレインメーカーをレインメーカーという名前でフィニッシュで使ったら「え?まじで?それ大丈夫なん?」ってなると思います。
(相手の技を意図的に使うことはあるけど、それを毎回自分の技として使用するのでは意味合いが違いますが、今回はそういう意味です)
僕が感じでいるのはそういう感じ。
レインメーカーといえばオカダ、オカダといえばレインメーカーのように、フィニッシュの技はその選手を印象づける上で非常に大切な要素で、スタナーと言えばストンコ、ストンコといえばスタナーなわけですよ。
で、そのスタナーをオーエンズが使ったと。
その人オリジナルのフィニッシュといえば、ハンターさんのペディグリーとかもそうなんですが、ペディグリーに関しては過去セスがプッシュされていたときに使ってたけど、やっぱりなんか違う感があったのか、セスのフィニッシュはカーブストンプになってますよね。
やっぱり技って「誰が使っているのか」が重要だと思うので、今回のオーエンズのスタナーはどうなるんだろうというのが正直な感想です。
ストンコが引退して結構経つし、最近からのファンからすればスタナーへの思い入れもないと思うのでそのへんは大丈夫なんですけど、僕とかみたいに前から見ている人やストンコへの思い入れがある人ほどすごく違和感があるのでちょっと心配です。
ただ、オーエンズ自体は好きなので、オーエンズ=スタナーみたいな図式が成り立つくらいうまくいったらいいのになとも思っています。

WWE女子王座のトリプルスレッド加熱とベッキー・リンチについて

2つ目は最近面白さが加速しててヤバめな女子王座戦戦について。
昨年末辺りから、ベッキー・リンチの活躍が目覚ましいです。
WWEにおける存在感の大きくなり方とかは、以前の縮こまってたベッキーの感じからは想像できないくらい大きくてすごいなと思います。
やっぱりシャーロットへの決別とそこからの激しい対立という図式がファンを魅了したからにほかなりません。
今回のレッスルマニアでもシャーロットとロンダ・ラウジーとのトリプルスレッドで、この試合がある意味レッスルマニアのメインと言っても過言ではないくらい熱を帯びています。
個人的に、これはよかったと思う点として、ベッキーがロンダに対して「鳴り物入りで入ってきた割に大した話題もなく、薄っぺらい王者だ」といったのがすごいツボで、この辺の毒舌さ加減とかは非常に素晴らしいなと思います。
また、謹慎中でも普通に乱入するところや警察に逮捕されるシーンなどは、往年のアティテュード時代を彷彿とさせる激しさです。
この辺のやり取りも、新しくなったベッキーのイメージとがっつりリンクしていて素晴らしい。
一時期言われていた「容赦なき攻撃性」ですねこれは。
ここ最近のWWEでだれがMVPなのかと言われれば、僕はベッキーを推したいと思います。

ハンターさんの煽りセリフがよすぎた問題

最後の話題ですが、レッスルマニアといえば「引退したはずのレジェンドが何故か普通に試合をする」というのが恒例化してますが、今回その枠はハンターさんVSバティスタというカードになりました。
ハンターさんはDXが殿堂入りすることもあって、今回のレッスルマニアでもまだまだハンターさん劇場の色が強くてそれはそれでどうなんやろうと思うところもありますが、元エボリューション同士の対決はそれはそれで見どころとしてはたくさんあるかなと思っているので、楽しみではあります。
で、この試合をするためのきっかけとしてネイチの70歳の誕生日会でバティスタがネイチを襲うという流れがあるんですが、その後のエピソードとしてバティスタへのハンターさんからのメッセージがあり、それが秀逸でした。
ネイチを襲撃したことで存在感をアピールしたバティスタ(そのアピールの仕方が実にWWEっぽくて笑える)ですが、その対価としてレッスルマニアでのハンターさんとの試合(負けたらハンターさんが引退するという条件付き。すでに引退しているんですがそれはスルーw)を要求します。
毎度のことながらなぜそうなるのかの謎論法ですが、WWEでは王道な流れで、まあ試合はそれで決まったようなものなんですが、それだけだと盛り上がりに欠けるので、レッスルマニアの期間まではそれぞれの煽り合戦が始まります。
で、その煽り合戦でハンターさんからバティスタに向けてこんなメッセージがありました(要約)

「実際のところ、これまでの俺のキャリアを考えれば、お前みたいな勘違い野郎に負けたらそれだけで恥ずかしいから引退なんか賭けなくても一緒なんだよ。」

これを見てやっぱりハンターさんは最高に面白い人やなと思いました。
思わず吹き出したし、実にハンターさんらしい言い回しやし、いい感じに煽れているし、全てが納得でした。
こういうところがWWE見てて楽しいなと思うところやし、見ててよかったなと心から思いますw

というわけで、今回も知らない人には1mmも刺さらない話題でしたw