2017/6/30に東京の両国国技館で行われたWWE Live Japanを見てきたので、めちゃくちゃ個人的な感想を込めたレポートを書きます。 なお、この感想には個人的な主観が含まれていますので、その点は予めご了承くださいませ。
当日は、予定されていた試合とは結構違う組み合わせになったので、そのへんも含めて面白かったです。 今回の席は2階最上段の一つ前という、リングからかなり遠い距離でしたが、それでもものすごく楽しめました。
クリス・ジェリコVSヒデオ・イタミ
まず、最初の試合はY2jとイタミヒデオでした。 ジェリコの入場曲がいきなり流れて、会場のテンションはいきなりMAXでした。 僕も知らぬ間に「Y2J!」って叫んでて、早速喉が痛い感じでしたw 試合自体はクラシカルな趣のジェリコのレスリングと、ヒデオの最近っぽい打撃中心の組み立てを上手いバランスでやっていて非常に楽しめる試合でした。 やはりジェリコは日本人の心をつかむのがうまく、煽りも秀逸です。 試合はジェリコが勝ちましたが、その後でリングにヒデオを呼び、「ヒデオは未来のNXT王者になる男だ」と紹介していたあたりとか流石の一言です。 しかしもうかなりの年なのに、まだがんばるY2Jは素敵ですね。
ボー・ダラス&タイタス・オニール
第2試合は箸休め的な感じの試合で、ダラスの急襲から始まった試合は1分ほどで決着となり、会場からは「はやっw」という感想が溢れていました。 まあ後に楽しみな試合も控えているし、実際この試合に誰もそんなに注目もしてなかっただろうからいいんですけど、それにしても早すぎるやろとは思いました。
ヒース・スレーター&ライノVSシェイマス&セザーロ
第3試合は元ECWのライノが出てきました。ライノといえばゴア、ゴアといえばライノですね。 スレーターとのタッグで、すっかりタッグ路線の常連になっていますが、地味に初めて見るので楽しみでした。 相手のシェイマスとセザーロは、前の公演の時にそれぞれ見ていてすごくよかったんですが、そこからさらにタッグ戦線での活躍を経てチームワークもあったので安心して見れる試合でした。 試合中にシコを踏んで国技館だというところを取り上げてみたり、キャリアを積んだベテランならではの試合運びもあり、非常に満足感の高い試合内容でした。
トリプルスレット形式クルーザー級王座戦 オースチン・エイリースVS戸澤陽VSネヴィル
第4試合はクルーザー級王座戦です。 僕は今回の日本公演で何かしらタイトルが移動するんじゃないかと予想してまして、その筆頭がクルーザー級で戸澤さんがタイトルを日本で取るというものだったんですが、残念ながらその予想は外れました。 試合自体はエイリースがすごくよくて、エイリースはこれからブレイクする感じがプンプンしました。 ネヴィルも王者の貫禄が出てきて、以前のスタイルとは違うWWEらしい動きをするようになってきていて、進化を感じます。 この試合も夢中になって見れるとてもいい試合でした。
エンツォ・アモーレVSビッグ・キャス
第5試合?というか、エンツォの入場中にビッグキャスが襲ってきて、リングで暴行を受けて終了という内容でした。 これは今、本国でやっているブックの流れなので、まあ仕方はないかなと思うんですが、全然レスリングにはなっていない余興的な感じだったので、まあ雰囲気を感じるという点ではよかったですが、それだけでした。 ちゃんとエンツォ見たかったーって思います。 あっという間の出来事なので、写真もありません。
ディーン・アンブローズ&セス・ロリンズVSミズ(マリース)&サモア・ジョー
休憩前最後の試合は、アンブローズとセスが組んでサモア・ジョーとミズとのタッグ戦でした。 この試合については、もうかなり久々にアンブローズとセスが組んでいるというだけで満足です。 また、前回のNXT公演でこれはすごく化けるぞと思っていたサモア・ジョーがやっぱりWWEに上がっても活躍しているという姿が見れたのも嬉しいポイントでした。 そして、個人的にはやはりこの3人を引き立てるミズのキャラが最高ですね。 リングサイドで活躍するマリースも目が離せませんし、途中マリースが退場させられる流れとか、もう最高でした。 試合後のファンサービスもけっこう長めに取ってあって、休憩前ですでに会場内は異様な雰囲気でした。
ベイリー&サーシャ・バンクス&アスカVSアレクサ・ブリス&ナイア・ジャックス&エマ
休憩を挟んで一発目は、女子部門でした。 今回はRAWの女子組なので、ベイリーやサーシャ、アレクサといった初めて見るメンツがたくさんで新鮮な感じです。 日本から行ってNXT女子王者として無敗記録を作っているアスカも参戦し、非常に豪華な6人タッグでした。 僕としては、やはり注目はアレクサで、最近の女子部門を引っ張っている勢いみたいなものが感じれました。 動きも非常に柔軟で、そこまで大きい体とかいうこともないんですが、すごく小回りの聞くいいレスラーだと思います。
フィン・ベイラーVSカール・アンダーソン(ルーク・ギャローズ)
後半戦2戦目は、日本でバレットクラブとして一緒に活動していたベイラーとアンダーソンの試合です。 流石に日本でずっとやっていただけあって、会場の空気をつかむのがめちゃうまいですね。 試合も非常に満足感のある見ごたえのある内容でした。 そして何よりも、ベイラーの入場曲に合わせて会場が手を伸ばすあのアクションが最高ですね。もう死ぬかと思うくらい楽しかったです。
ロマン・レインズVSブレイ・ワイアット
最後の試合、メインイベントはレインズとブレイさん。 ブレイさんの入場の時のあの演出はやっぱりすごい。 とりあえずスマホのライトつけて振ってるだけなのに、ものすごく変な空気感が出るんですよね。 試合自体も非常に面白くて、でっかいからだの2人が織りなす試合は説得力もあり、見ごたえも抜群でした。 最後のスピアーまでの一連の流れとかも素晴らしくて、終わった瞬間に「今日は見に来て本当によかったわー」という感じになりました。
総合的な感想
やっぱりWWEはめっちゃ面白いし、ほんとに見に来てよかったです。 これだけ面白い・熱中できることって年を取ってきたらすごく少なくなってきたと思うので、この気持を忘れずに、WWEを楽しんで見てみよう。 改めてそう思えるとてもいい機会でした。