でろぐ

でぐちのブログ略して「でろぐ」

今日とても考えた事。ヒーローとは?

今日は僕にとって無視できないひどい話がFacebookで流れてきたのでスルーすればいいところかもしれませんがネタにマジレスしました。 そしてFacebookに書いた後もどうにも収まりがつかないのでブログでもぶちまける事にします。 (人からしたらどうでもいいということも十分に理解していますが自分の中で納得したいだけですw)

その話がこの画像。正義の味方と悪の組織の違いとは?と銘打ってあります。

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画像を見る限り悪の組織のよい点を正義の味方の悪い点と比較し持ち上げて意外性を出す事で話題を呼ぼうとということなんでしょうが、悪の組織が頑張っているのはいいとして正義の味方をまるでクズのように表現している点が非常に気に入りません。 僕はそもそも人をこき下ろして比較して悦に入るような姿勢自体が好きではないという事もあると思いますが、やはりヒーローファンとしてはヒーローに対する偏見を助長するようなこの情報には断固として反対であると声を上げなければと思いました。

そこでFacebookでも書きましたが全ての項目についていかに間違っているのかを説明したいと思います。 まず現在のライダーであるフォーゼの話、それ以外で印象深いヒーローの話を書きます。

1.自分自身の具体的な目標がない フォーゼの目標は「学園の生徒全員と友達になる事」「全てのライダーと友達になる事」とかなり初期の段階で明言しています。 また、その為に積極的に行動し仮面ライダー部を作って仲間との信頼関係も作っています。 思い出深いところでは仮面ライダークウガの五代さんは「みんなの笑顔を守りたい」という夢がありました。 戦隊ものではゴーカイジャーのマーベラスさんが常に「宇宙最大のお宝」と何度も夢を語っています。 ヒーローは夢に向かってまっすぐ努力し、その姿勢が子供を惹き付けると僕は思っています。 なのでこの目標がないというのは全くもって見当違いな意見だと思います。

2.相手の夢を阻止するのが生き甲斐 過去にこんなひねくれたヒーローがいましたか?確かにライダーでも敵ライダーやひねくれたライダーも何人かいましたが相手の夢を阻止するのが生き甲斐とまではっきりいいっている人はいないはずです。フォーゼの夢は先ほど説明したように友達になる事ですし、他のヒーローもそれぞれに自分なりの正義を持ってそれを生き甲斐にしていました。 過去最悪のライダーとして僕の中で忘れる事はないであろう仮面ライダー王蛇(龍騎に出てた悪役ライダー)でさえ、手段は間違っていましたが「ライダーバトルを制する」事に対しての夢を持っていました。結果として人を蹴落とす事はあってもそれは目標であったとは思えません。 正義の形も人それぞれなので人には理解されなくても王蛇は王蛇の正義を貫いていたと思います。 という事を考えるとやはり人を邪魔する事で満足するようなクズがヒーローであるわけはないのでこの意見は本当にひどい言いがかりとしか言いようがないと思います。

3.常に何かが起こってから行動 これも大間違いです。フォーゼではバガミールという調査用のロボットを偵察に送って学園内で何か事件が起こった際にはすぐに出動できるように準備を怠っていません。 シンケンジャーではいつ現れるか分からない血祭ドウコクの復活に備え封印用の文字の練習を命がけで行っていた殿の姿を忘れる事が出来ません。 響鬼さんの口癖「鍛えてます」は常に自身を鍛え抜き、魔化魍だけではなく自分自身に打ち勝つ修練の果ての姿というのも見た人であれば皆知っている事実です。 悪と戦うヒーローなので基本的に待っているように写りがちですが、突然現れる災厄に対していつでも対応できるように準備をする事がいったいどれほどの人にできるというのでしょうか?いつ現れるか分からない不確かなものに対してあくまでストイックに修練を重ねるヒーローを馬鹿にする事が正しいとは僕は思いません。

4.受身の姿勢 これも上のような理由で全くもってナンセンスであるといえます。 フォーゼでは一回スイッチに心を奪われてしまった生徒の社会復帰に向けて弦太朗が進んで生徒のお見舞いに行ったり体を張って敵から守ったりすることで生徒の心を開放しスイッチに頼らないように学校に復帰させる事が出来ました。 555では本来オルフェノクであるたっくんがライダーに変身して戦う必要もないのに人の為に戦い続けていました。 これのいったいどこをどう取れば受身といえるのでしょうか?全くもって謎です。

5.単独~少人数で行動 フォーゼでは仮面ライダー部というグループを作って戦っています。 仮面ライダー部はそれぞれ個性的なメンバーが各自の得意な分野で連携・協力して活動しています。 これはどう考えてもチームワークです。 また、響鬼さんは猛士(たけし)という全国規模の組織に属していますし、ブレイドはボードという組織が産んだライダーです。 他にもニキニキで有名なゲキレンジャーもスクラッチという組織に属しているヒーローです。 中には単独で活動しているヒーローもいますがたっくんのように照れ屋で他の誰にも迷惑をかけないように一人で苦しみを背負って生きている場合もあるなど、それぞれにそうである理由というのが存在します。 でも完全に単独というのはなくて、1号もサポートそしておやっさんがいたり、2号と協力して戦ったり、瀧さんと一緒に戦ったりもするわけです。 なので完全に一人ではなく「誰かの為に」戦っているからこそ戦えると僕は信じています。

6.いつも怒っている 全くもってひどい言いがかりです。仮面ライダー部で誰よりも笑っているのは弦太朗です。 人がつらい時、泣きたい時でも前向きに考えて笑って悲しみを吹き飛ばすくらい笑っているんです。 僕の大好きな仮面ライダーWの左翔太郎も毎回素敵な笑顔を見せてくれています。 ライダーや戦隊が敵と接する場合に多くの人の悲しみや痛みを見る機会が多い割には確実に笑っている場面の方が多いです。 確かに怒っている場面もありますが、人が悲しんだり苦しんだりしている時に怒れないような感情が死んでるヒーローなんて必要ないと思います。 怒る事も笑う事も含め感情を持っているからこそ心に響く台詞や立ち振る舞いになると思います。 そういう点も含めていつも怒っているというのはヒーローのことを全く見ていないし相手の立場になって考えてないからこそいえるひどく偏った見方であると思います。

まとめ 上記を見て分かるようにこの画像を作った人がいかにヒーローのことを知らないのかというのは一目瞭然な訳です。 大して知りもしないのにさも全てがそうであるかのような物言いは感心しません。 せめて本当に知ったうえでの愛ある発言であれば特に気にもならなかったのですが、少しだけかじってうわべだけを見て決め付けている姿勢がどうしようもないです。 このネタもFacebookでヒーローを知らない人に受けたりして拡散していく様子を見ましたが、やはり愛のない誹謗中傷が広まっていくようでとても悲しい気分になりました。 知らない人が見たらそういうものなのかと思ってしまっても仕方がない部分もあるのでやはりこの手の誰かをディスって面白おかしくというのは嫌いです。

特にその対象が子供達の大好きなヒーローであれば子供が傷つく事も十分に考えられるわけで、その辺もしっかり考えた上で表現して欲しかったです。 ですのでこの記事を読んでいただいていかにヒーローが凄いのか、素晴らしいのかを少しでも感じてもらう事が出来れば凄くうれしいです。