でろぐ

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世界遺産 醍醐寺に行ってきたよ

GW中に特にどこにもお出かけ的な意味で出かけてないことに気付いたので、思いつきで出かけることにしたんですが、さてどこに行こうと考えた時、ふとまだ行ってないところに行きたいなと思い、そこまで遠くなく、普段行く感じでもなさそうなところということで、世界遺産の醍醐寺に行ってみることにしました。 醍醐寺へは、新快速に乗って山科へ行き、その後地下鉄に乗り換えて醍醐までというコースで行きました。 当日は僕と次男の二人で行ったのですが、途中高槻でやっている鯉のぼりフェスタに寄ったり、昼ごはんを食べたり、行く途中の道で見つけた大きな滑り台のある公園で遊んだりと、醍醐寺に行くまで寄り道が多かったため、到着は13:00ごろというスロースタートでしたが、天気もすごく良く(暑いくらい)、とても充実した観光ができました。

まず最初に行ったのは豊臣秀吉が醍醐の花見を行ったことでも有名な三宝院。 入り口にある鬼瓦は特にどうという説明もないものでしたが、これはいいものだと目を引きました。

三宝院の入口にある鬼瓦 個人的に何故かぐっときた造形。よいですね。

庭園ももちろんすばらしく、縁側に座ってぼーっと庭園を眺めていることもできます。 きれいな空気とよい天気で、山特有のそよ風もあり、とてもリラックスできる感じです。 三宝院の縁側

三宝院には、普段公開していない本堂があるんですが(鎌倉時代の仏師快慶の作った弥勒菩薩坐像が祀られている)、この日は特別公開ということで追加料金500円で見ることができました。 当初その予定はなかったんですが、次男が勝手にずんずん進むもんやから、仕方ないなと思いながら入ったんですが、結果的にはこれがものすごく良かったです。

表書院本堂 ドヤ顔で庭園を見つめる次男。 具体的に何がよかったのかというと、一つ上の高さの広間から見える庭園の景色もそうですが、室内のふすまに描かれた絵が素晴らしかったり、織田信長直筆の国宝の書状が見れたり、ふすまのしつらえや取手の精巧な細工とか、その当時の最高水準の技術を見れたのが素晴らしかったです。 もちろん快慶の弥勒菩薩坐像も素晴らしくて言葉も出なかったですが。

醍醐の花見の庭園 醍醐の花見が行われたという庭園。この場所に座って秀吉が花見をしたとか考えると感慨深いですね。

本堂横の庭園 本堂横の庭園もきちんと手入れがされていて素晴らしい。さすが世界遺産。

表書院本堂 表書院の本堂。この建物が普段は非公開です。

表書院の奥の部屋 本堂からぐるっと回って裏手にある部屋も、座って庭を見ることができます。 表の開けた庭園と異なり、こちらは侘び寂びを感じるコンパクトな中に世界観が詰まった庭園で、これはこれで良い景色でした。

三宝院のあとは、たくさんの国宝や重要文化財が展示されている霊宝館へ。 こちらは全面撮影禁止なので写真はありませんが、不動明王の像をはじめ、明王系の像や大仏像など、結構な迫力のある展示がありました。 霊宝館のあとは、伽藍(がらん)エリアへ。 とその前に、これまた国宝の唐門を見てから向かいます。

唐門 桃山時代に作られた唐門がきれいに修復されています。

仁王門 仁王門をくぐり、伽藍エリアへ。

水路 伽藍エリアは山肌にあるためか、水路が整備されていて綺麗な水が心地よい感じで流れています。 水路ファンとしては外せない感じです。 こういう感じの水路も趣があって良いですね。

国宝の金堂 これまた国宝の金堂。ここには国宝ばかりがあって、価値観が麻痺します。

金堂の横にある鐘 金堂の横にあるただの鐘も、特に説明もなかったんですが引き込まれる感じでした。

国宝の五重塔 金堂からは国宝の五重塔が見えます。 この五重塔は京都府下最古の木造建築だそうで、西暦951年に完成したそうです。 今が2017年なので、今で1066年の歴史がある建物。1世紀以上前の建物とか、これまた価値観が狂ってきます。

五重塔 真正面から見た五重塔。

五重塔 別角度から。これはこれで素晴らしい。

余談ですが、五重塔で写真を撮っていると、うろちょろしていた次男がテンションの高いおばちゃんたちの記念撮影にフレームインしたことがきっかけで声をかけられ、なぜかおばちゃん達と次男が記念撮影をしていました。ちょっと意味がわからないエピソードですw

不動堂 五重塔から上に向かうと、堂の前に不動明王の像がある不動堂があります。すごい迫力です。

観音堂 観音堂もあります。この観音堂もたぶんすごく歴史があって由緒もあるんだと思うんですが、金堂とか五重塔のお陰で価値観がインフレしているので、あまり驚きません。

弁天堂 上の方に上がると、池の前に弁天堂があります。 池と弁天堂がとてもよい取り合わせです。

弁天堂 光の当たり方で見える景色が大きく変わるのもすごくいいなと思ってぼーっと眺めていました。

弁天堂の池 池の奥に滝がありますが、この水は奥にある無量寿苑から流れてきています。

無量寿苑 無量寿苑は、下醍醐の最奥にある庭園で、苔の感じや静かな空気など、普段感じることができない空気感に包まれているエリアでした。

無量寿苑の滝 一番奥には滝があり、これまた素晴らしい。

醍醐寺には、今回行った下醍醐のエリアの上に上醍醐という登山コースばりのエリアがあり、そちらも楽しそうでしたが、流石に次男連れて行くのも酷やし、時間的にもそろそろお暇の時間だったので、次回の楽しみにとっておくことにしました。 思いつきで行った醍醐寺でしたが、京都の中心部から離れていることもあり、観光客もそんなに多くなく、比較的落ち着いて観光できる感じがとてもよかったです。 子供連れじゃなかったら、三宝院の庭園とか無量寿苑のあたりでぼーっとするという楽しみ方も出来るところなので、また違う季節に違うメンツで行ってみても楽しそうだなと思いました。